「うん。
けどね。
一番は、勘違いをしてるからさ。」


「勘違い?」


俺は、柚の言ってる意味がわからなかった。


「うん。
大丈夫だよ。
ななくんと友紀の報告の後だし。」


てか、柚一人で自己解決?


まあ....


「これで、親公認か....」

それならいいか。


俺は、嬉しさを噛みしめた。


「どうかしたの?」


「なんかさ。
嬉しくて。」

「嬉しい?」


柚は、鈍いな。


「こそこそつき合ってるわけじゃないけどさ。
なんかさ。
俺と柚のつき合いを認めてくれるってのがさ。」

「柚、なんか顔赤いぞ。」


俺の言ったこと変だったか?


なわけないよな。


「えっ?」


柚、慌ててるし


しかも、赤くなるし。


「どうかしたの?」


俺は、柚に言わせたいから気づいてないフリで聞く。