もう、8時か。


そろそろ帰ってくるのかな?


「だよな。」


残念だな。


けど....


仕方ない。


それに、俺たちはまだまだこれからだし。


俺と柚は、着替えた。


「雄一、あのさ。」


「うん?」


なんだろう?


「ななくんのがきちんとしたら、親に言うからね。」

柚は、まだ俺がいるって言ってないんだっけ。


まあ、仕方ないか。


家庭の事情が....


「えっ?」


てか、言っていいわけ?


「だって、彼氏がいるって知らないから。
だから....
ななくんとくっつけようとね。」


そうなのか?


「俺、挨拶に....」


男としてけじめを....


「変な心配しないで、ただ彼氏がいるって報告するだけだから。」


心配じゃないんだよな。


なんかな。


ちゃんとしなきゃって。


思うだけだ。


「なんかあったら、挨拶するよ。」