『雪奈…これからもずっと、愛してるから…』



「うちも…ユウだけをずっと、愛してる─」


雪奈は僕の右手をぎゅっと握り締める。


「ねぇ、ユウ…抱いて?」


───────
────



部屋の明かりを消す。


部屋の隅のクリスマスツリーの光だけ、明るかった。