「おかえり」 『ただいまー』 ぎゅっと抱きついてくる雪奈を僕もぎゅっと抱き締め返す。 「お腹すいたやろ?すぐ何か作るから待っててな」 『雪奈…料理できるの?』 信じられないと言うような声で聞き返す。 「失礼な!料理くらいできるわ」 そう言ってキッチンに入っていった。