教室に入ると真っ先に目に入ったのは、
「和樹・・・。」

自分の彼氏が、
女の子にキスをしている所だった・・・。

『なんで?あっ!ちょっと愛美!』

私は、泣きながら、屋上に向かった。
苦しくて悲しくて。
夢中で走った。

屋上に着いたとたん、
崩れるようにしゃがみこんで泣いた。

「ヒッ ンク
なんで?
なんで?
ヒック なんで?」