「うん、昼休みも終わっちゃうしね」


掃除当番に遅れて行ったら、クラスのみんなにブーイングをくらってしまう。しかも転校生と一緒に消えたとなると噂の的は避けられないだろう。

義則を支えるようにして、梓は歩き出した。


「いいカモみーぃつけ」


これから何が起こるかも知らずに。