静香と理生はぎゃいぎゃいと言い合いを続け、ちょっとしたさらし者になっている。
駿も駿で一向に留める気配がない。それどころかたまに携帯電話をいじったりして興味すら示していない。
梓はあきれ果ててつい割って入る。
「ちょっと、先生来るよ?」
「だって静香さんがぁ」
「このコが」
二人して指を差しあうあたり、実は気が合うのかもしれない。
「小野瀬も」
「……俺がどうしろと」
「自分の婚約者でしょ、静香さんは」
「俺はどうでもいい」
自分から宣言しといてなんだその態度は。そう思いつ理生をなだめながら引き離す。
静香があっかんべをしてこちらを見ている。理生はじたばたと足をばたつかせ今にも食いつかんばかりだが、無視。
「理生、行くよっ」
駿も駿で一向に留める気配がない。それどころかたまに携帯電話をいじったりして興味すら示していない。
梓はあきれ果ててつい割って入る。
「ちょっと、先生来るよ?」
「だって静香さんがぁ」
「このコが」
二人して指を差しあうあたり、実は気が合うのかもしれない。
「小野瀬も」
「……俺がどうしろと」
「自分の婚約者でしょ、静香さんは」
「俺はどうでもいい」
自分から宣言しといてなんだその態度は。そう思いつ理生をなだめながら引き離す。
静香があっかんべをしてこちらを見ている。理生はじたばたと足をばたつかせ今にも食いつかんばかりだが、無視。
「理生、行くよっ」