「あ~もう帰んなきゃな…」

「最後に観覧車!!」

そう言って、観覧車に乗った。

観覧車から見る夜景はキレイだった。

「そーだ…勝己!誕生日いつ?」

「誕生日…?」

「うん!」

満面の笑みで答えた。

「12月24日。」

「え…?」

それは、

達哉の誕生日だった。

同じ誕生日…?

そして、

同じ名字……

そんな偶然……

あるのだろうか。