「うん。分かってる。」

私は、笑って言った。

「お前……」

「なに?」

「泣いてんのか?」

私の目から涙がこぼれおちていた。

「泣いてないし。」

そう、泣いてない。

ゴミが入っただけ……

そう言い聞かすしかなかった。

「じゃー私帰る。」

「ああ……」

「もう、二度と会わないから、安心して。」

「学校は?」

「行かないよ。行く必要がないもん。」

そう言って、

その場を立ち去った。

涙が止まらない……