「奈美。今日の放課後いい?」

達哉に言われた。

今日は、龍くんとの約束がある。

「ごめん。今日は、用事が…」

「そっか。」

「ごめんね。」

その足で、龍くんのとこに向かった。

「奈美ー!」

「龍くん。」

私たちは、抱き合った。

人前で……

恥ずかしいけど、

気に入られるため。

仕方がない。

「俺ん家くる?」

「え?」

「親いないよ?」

…龍くん?

何を考えてる?