私は、動かなくなった。

冷たくなったお母さんをなでた。

「どうして……?」

止まらない涙は、いつまで出るのだろう。

「お母さん…お母さん…どうして、動かないの?ねえ…どうして?」






神様……

元気だったお母さんを返して。

私のことを覚えていたお母さんを返して。

いつも笑っていたお母さんを返して。

私のこと心配してくれたお母さんを返して。

もう……

私の大切なもの…人…

奪わないでよ……

私には、幸せは来ないの?