「嘘だよ…」

「え…?」

「嘘だよ!嘘だよ!嘘だよ!」

そう自分に言い聞かせた。

信じられるわけがないんだ。

だって……

元気だったじゃん。

また……

大事なものが消えるの?

私には何も残らないよ。