「ん-よろしく。新。」

何でこんなになれなれしいんだか。やめてほしい・・・

「そいえば大我って誰なの?藍那?」
「え?同じグル-プの人・・・っ」
「ふ-ん。藍那って大我のこと好きでしょ-?」
「なななっ・・・・・何でっ?」
「うっわ-マジだったの!?だって顔真っ赤だったよ,さっき。」
「うっそぉ!?やだ-・・・ぁ」
「結局好きなんだ?」

「・・・・・・うん・・・・・まあ・・・・・・」

大我は小学校から一緒で,すっごい優しくて明るい。
最近好きになったんだけどね。
走ってるところとか,何でもかっこいいんだ。

「・・・・俺のライバルになりそう」
「え?新何か言った?」
「ん?何でもない♪俺今すごいこと言ったのになあ。
聞こえてないとか残念-っ」
「え-!!!!!気になる-!!!!!!!!!!教えてよお」
「だ-め♪お前が知っちゃいけない内容っ!!」
「何それ-。もう-っ」
「っていうか,さっきの・・・来夏?って,大我の隣じゃんか。」
「まあね・・・・・」




「?大我,どうしたの-?ボ-っとしちゃって。らしくないなあ。」
「・・・ぁっ・・・来夏。何でもないっ」
「そなの-?ふ-ん・・・・・・ねえ?」
「何さ?」
「あたし・・・バレンタインに大我にあげようかなっ・・・」
「は?何?友チョコってやつ?嬉しい-っありがと!!」

大我が笑った。すっごい可愛い♪
友達じゃなくて・・・・本命なのにな・・・・・

「も-ぅ・・・・大我ってば・・・勘違いもほどほどにねっ・・・」

いつになったら大我はあたしの気持ちに気づいてくれるんだろう。
早くしないとあいちゃんに・・・・・・・・




「那・・・・藍那っ!!!!!!おい,どんだけ寝てんの?」
「え・・・・はっ!?今何時!?」
「今2時間目。お前寝すぎ-っ」

新が爆笑する。まったく・・・・

・・・・変な夢を見た。

大我があたしと来夏の前で叫ぶんだけど,あたしには聞こえなくて。
来夏だけ喜んでる。変な夢。