参ったな…
あまり学校をよく知らない
どこかさぼれる所あったっけ？


｢あ…桜の木｣

教室から見てた桜の木が頭に浮かんだ


頭に浮かんだら早いもので何かに惹かれてひくように早足に目的の場所へ向かった



｢意外とおっきいんだなぁ｣

近くから見る桜の木は華恋が想像してたよりもずっと大きくたくましかった

｢こっち側にも続いてるんだ｣



桜の木があまり使われていないひっそりとした4棟校舎まで続いていた