…茨の牢を背に


“不思議の国”の“入口”へ


白兎は落ちる。



夢を証明する全てを

大切な人さえ


奪って…。




「…“約束”…守ってくれたね……。」



呟きが溶ける

…視界が、音が、

ぼやけ始める。




…夢の終わりだ…


そう思った…。





…そして、数秒後にわたしは目を覚ます―




夢の中


きみの“あいしてる”と、“コイビト”の“約束”



そして、


“きみ”はたしかに、わたしの心に残り…



「「ずっと一緒にいよう」」



―その約束は守られて






そして、長く続くであろう


きみのいない現実は始まった―。




..End.of.Dream...