…でも、最後に続いた
ウォルナットの言葉は、
…嬉しくて
…哀しくて
…きっと、この先のわたしときみを
繋ぐものだった…。
“…アリス……
…僕の、コイビトになってほしいんだ……。
―もう涙さえ
―流せなかった。
茨が、閉じていくの
今まで見たことのないくらいの、きみの―
…笑顔が消えていく…―。
「…ウォルナット!…大好きだった……ずっと…大好きだった……!!」
声の限り
全てを捧げて
愛を伝える…。
きみは
嬉しそうに笑った
そして、
あ…い…し…て…る…―
きみの、
声のない言葉だけを残して
……茨の牢は閉じた…。