「―っ、私は行けないわ…彼を、レオンを連れていってちょうだい……!!」
「エ、エリー…!?」
森の中、目の前の
凶暴そうな兎の獣…
恐ろしくてもボクは、彼女を守っていた。
―彼女を“アリス”と呼び、
―連れていこうとする“白い兎”から
―身を挺して。
―裏切りは起きてしまう。
彼女はそのまま“一人”、森の外へ逃げていった。
ボクを残して。
それほどのものだったの?あの“約束”は?
……そして
…そして、ボクは
“不思議の国”の新しい“白兎”にされた。
“永遠なるアリス”を狩る、
白兎に。
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