―……に?……な、に?




「…―す!……る!……―る…―!!」



もう声なんか、一生出なくなっていい。



今呼べるなら、


きみを守れるなら、





「――の命なん…じゃ足り……いく…―…い…」




―……ウォル…ナット?




「…無駄なのにさぁ…君も“アリス”も、もう助からないよ?」



“足掻かなきゃ、楽なのにさ”


“君がなんで無力かわかるかい、少年?”




「―形になろ…と、帰……くな…―…うと構わ…―いっ…―!!」





―…ウォルナット?





“所詮、君の想いなんてそんなものだからさ―……

…“彼女”がボクを、裏切ったようにね―!!”





…言えなくなるかなぁ


…これで…、“さよなら”が…