また、奇妙なイントネーションに戻って
黒猫は僕を宙から見下し、腕組みをしていた。
黒猫のチョコッと曲げてあっただけの口元が、
ニヤリと歪む。
「そぉかぁー、それがキミの答えねぇ、ふぅんー。」
「な、なんだよっ。」
またふわふわとしだした黒猫は、
僕をからかうように、黒い尻尾をブンブンと回した。
そして、黒猫が
「謎かけはぁ、正解にしてあげるねぇ。オイラ、キミが気に入っちゃったぁ。」
「え?」
トンッ、
と地へ降りた
四足歩行の格好のその姿は、まるで普通の猫と変わらない。
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