あたしはず‐っとぼんやりしていた。
あのいやな映像が頭をぐるぐる回る。
あの唇の感触…。
そんな中、あたしはあれがセンセイだったら…なんて考えてたら、
いつのまにかセンセがあたしの机の横まできてて、
「どしたの?なんかさっきからずっとボーっとしてるんですけど‐。大丈夫? なんか悩みあるなら聞くけど?」
はっ!と我にかえった。
顔近い…。 はずかしいッ!!
顔があつくなった。
「今度は熱か?顔まっかだぞ!」
センセは手をあたしのおでこにあてた。
あたしは「だ、大丈夫ですっ!すいません!」
って言った。
「そっか。マジでなんかあったら相談しなよ。数学科準備室でまってるから。」センセはあたしに笑ってくれた。
ありがと、センセ。
あたしは嬉しくなってご機嫌になった(^_^)