「はい」


なに?

差し出された小さな箱。


中にはきれいなブレスレット。


あたしはおもわず先生の顔を見てしまった。


「プレゼント。指輪のかわり。おまえが高校卒業したら…結婚してください!」


あたしは嬉しくて嬉しくて泣いた。


「って、おい!なんで泣くんだよ!?」


「だって嬉しいんだもんっ!」


先生はクスッと笑ってあたしを抱きしめてくれた。


「あたしも結婚したいです!」

そういってあたしは自分からキスした。

先生はそれを受け止めてくれた。