あたしは先生にお礼を言って、愛と一緒に教室に向かった。


教室にはみんな部活などにいったのか、誰もいなかった。


あたしたちは荷物をまとめた。

「愛、ありがとね…。ずっといてくれたんでしょ?」

「うん。美菜もがんばりすぎないでね!」


「うん…」


「西村んとこ行きなよ。運んでもらったんでしょ。」


「う、うん。」


「何があったのかは知らないけど、なんとかしなきゃ!」


「そうだよね!あたし、センセに気持ち伝えてくる!」


愛は笑顔で頷いてくれた。


あたしは走ってセンセのもとへ向かった。