手の中のナイフは星のようだね




ねえ

君はひとりでも

立ち上がれるんだよ



気づかないふり

しているけれど




君の弱さは

僕をしばり

ここから動けない




手をさしのべるほど

優しくもなれず



僕を失ってはもう生きない

と呟く

君をおいてもいけず




この


空中ブランコは


行ったり来たり





何が優しさで

何が強さなの



何が愛で

何が弱さなの




ブランコにのったまま


ゆれている僕



うけとめる人もいないままに