夕暮れの公園


笑い声ふたつ



自転車みっつ



泣き声と



足音が




遠ざかる






読み終えた本



ベンチに


残して




ぶらんこに



腰掛ける





いっぱいこげば



あんなに近く



感じたはずの




空は




遠いかなた






つかもうとした





未来




たどりつける



ように




靴を




蹴った






あした

てんきに

なぁれ