ねえ


星は


どこへ帰るの



月はどこに



いくの




握りしめた大きな手に




見上げて





聞いた






ねえ



わたしは




どこへ



ゆくの





たんぽぽの




綿毛のように





あてもなく




さまよう





星になって





誰かを照らしたい






月になって




誰かに照らされたい





このまま


夜に沈む前に






すべてを守りたい

守れない


小さすぎる




わたしの手








星に






かざした