千華…



写真は千華の死体だった。


ガラッ…

西倉庫をそっと開ける。


中は写真と同じ風景だった。


千華がうつ伏せになって倒れている。

「千華…千華?」

何が何だかわからない。

ただひとつわかるのは『千華が死んだ』


それだけ。

ただ、千華の体には何の跡もない。

薬だろうか

「あッ!やっと来たァ」

後ろからの声。

「紗耶華…?」

「凄いよね、コレ。」

そういって小さな袋を見せてきた。

「千華ってば、陰でメグが悪口言ってるよーって言ったらコレほしいって。笑っちゃうね」

「何…ソレ?」

「ああ、コレは毒だよ」