「ヨッス!メグ!」

「あ、千華おはよー」

「!!目どしたの!!?」

「イヤー寝不足で…たぶんお昼までには元に戻るよ…」

「朝っぱらから大声でうるせーんだよ!!」

後ろから声がした。

(振り返るな振り返るな振り返るな自分!!!)

心の中で唱えた。

「あれー?どちら様ー??人の話入ってくるなんて礼儀なってないねェ」

え?まさか…

「千っ千華!やめようよ…」

「ウッワーブリッ子キター」

え?この声…

「紗耶華ッ!?」

「なれなれしく呼ぶなよッ!!」

いつもの紗耶華ではなかった。

面影を少し残してはいたが、

いつもよりチャラチャラしていて、髪型メチャクチャ、

言葉遣いも最悪… 

「紗耶華!!何があったの?」

そういえば昨日から様子がおかしかったような気がしてたけど…

「ハァ!??テメーが人の彼氏奪ったんだろ!??とぼけんじゃねー!!」

彼氏?

奪う?