私は、そう嘘をつくと その場から逃げ出すように 軽く会釈して離れようとした。 「これやるよ。」 再び話しかけられて 振り向くと“ポイッ”と カイロを私の方へ投げた。 私はいきなりの事で キャッチ出来ず床に 落としてしまった。 「悪ぃ!!使ってたけどまだ温ッたけーよ!!」