「大丈夫…?」 その時、誰かが静かに話しかけた。 丸まった身体をゆっくり起こして声の聞こえた方に顔を向ける。 そこには一人の男子が立っていた。 心配そうに見るその人の表情はどこか怪しい目で見るようにも見える。 ヤダ…見られてたんだ… 『だ、大丈夫です。少し寒いだけで…。』