≪7≫

「たっ、ただいまぁ」



あの海岸から美春のじぃちゃん家は遠かった。







「おーおー。お帰り〜。ん?」



繋がれている二人の手を見て太郎はまたにやりと笑った。


そして言った。

さらっと言った。















「んじゃ、今からお前たちの家につれていってやろう」








へ?今あの人はなんとおっしゃいましたか?





「私たちの家!?!?」



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