ピピピピピ






いつもと変わらん朝、


ゆっくり体をおこして

部屋をでる
















ガチャ








『おはよう..』



母「...美花おはよう、
  今日は学校いくん?」





『ぉん..』



母「..そっか、
  ほんならはよ食べぇ」



















やっぱずっと

家におるわけにもいかへんし








それに



心のどっかで

裕がいつも通り

学校にくるかもしれへん



って思ってる..









いつも通りの

道のりをあるき..学校





























ガラッ







『おはよう』



柚奈「美花!!
   大丈夫なん?」





『ぉん、大丈夫やで!』



柚奈「ほんま?よかった、」





















大丈夫なわけない















いま裕の席に裕がおらんだけで

もう壊れそうや













心のどっかの微かな期待も
きれいに打ち砕かれて









裕がけぇへんまま

チャイムがなる
キーンコーンカーンコーン