『ただいまぁー』




母「ぁぁ、おかえりー」










プルルルル














『あ、電話..』



母「美花でてー」












『はーい...もしもしー?』













































「...美花ちゃん?..」



































『...マキちゃん?』






















マキちゃんは裕のお姉ちゃん..






仲はよくても電話なんか

あんまかかってけーへん..










それにマキちゃんの声は


めっちゃ震えてて



今にも泣き出しそうな声で..
マキ「ごめん..美花ちゃん...
   ちょっと..関西病院これる?...」












病院?....











なんで...









不安な気持ちが

心をめぐる













もしかして..




わからんけど...







『....マキちゃん..
 裕に...なんかあったん?...』






「..っ...」



















マキちゃん..




お願い...ちゃうって言うて....