「 ちょっと紬! 」



「 あ… 」




「 あ… じゃないわよドアホ!

百合亜様をおいていくなんて許せない! 」



家を出たあたしの後ろから走ってくるのは
超がつく程のお嬢様であり
あたしの親友 幹本百合亜(ミキモト ユリア)。

スラッと長い手足に
クリッとした大きな瞳。
明るい茶色のサラサラストレートの髪。

いわゆる美人。
あたしの自慢の親友である。


「 紬の分際であたしを忘れるなんて
  
絶対に許さない! 」



…オマケにドSで超ワガママ。