母「なに?忘れちゃったの?」

大「それって・・・」


その写真に写っていたのは
僕と微笑んでる
女の子だった・・
胸元にネックレスがしてある


しかし、そのネックレスは
美桜がしていたものだった

まったく同じで瓜二つだった
やっぱり、美桜だったの?
19年前、あの桜並木のベンチで別れたのは美桜だったの?
   


今、あの記憶が蘇る―――


19年前

大「ねえ、一緒に遊ぼうよ」

美「いいよぉ!」

大「僕は大倉忠義 君は?」

美「如月、、美桜だよ」


――――――



大「美桜ちゃん!今日、大阪に帰ることになったんだ
  パパのお仕事で」

美「なんで?忠義くんと離れ離れになっちゃうのぉ?
  そんなのいやだよぉぉぉ!!!うえーーーん」

大「でも、、、ガサッ・・・
  これ、、、持ってて?ママのネックレス
  それで、このネックレスを持って
  14年後・・・この長い桜並木の
  椅子のところで、また会おう!
  覚えててね、、美桜ちゃんのこと
  絶対にわすれないから!」

美「うん!!!!」


カシャ

2人は最後の写真を撮った・・・

大「またね美桜ちゃん」

美「うん、、またね」


―――――――――


俺は急いで美桜に電話した


ガチャ

美「もしもし、、忠義?」

大「うん、今日大阪から帰ってきた」

美「うそ!?もっと早く行ってよぉ」

大「今から会える?あの場所で」

美「うん、いいよぉ」



もうすぐ、君と巡り合える
19年前、別れた君に