それから昼の1時まで市民体育館で、廉太とシュート練習をした。

「腹減んない?」

「マック行く?」

廉太の提案により、昼御飯はマックに決定。

「明日から俺らどうなるんだろう…」

「勉強漬けとか勘弁」

「俺も同感…」

「ハゲ頭もすぐに諦めるだろうし」

「それを願うよ…」

そんな話しをしてたら近くのマックに着いた。

「暖はなに食う?」

「うーん…辛いやつのセット」

「辛いの好きねー…」

「廉太は?」

「俺ビックマック~」

「食うよねー」

「だって腹減ったんだもん」

「とりあえず買おうよ」

「俺払うよ」

「えっ、金あるからいいよ」

「今日は払わせて?」

「じゃぁお言葉に甘えて…」

「頼んどくから席取っといて」

「はーい」

注文を廉太に任せて席を取りに向かった。

「(ここでいっか)」

「あれ?のんたじゃん!!」

「…二ノ宮じゃん!!」

「久しぶり~!!生きてた!?」

「うぜー!!生きてるし!!」

二ノ宮は中学の時に一番仲良かった…女。
性同一性障害で本当は男なんだけど、卒業してから女として生活してる。
黙ってたらマジ女で、一緒に便所に入っても違和感はない。

「ちょっと学校は?」

「…あはは」

「笑って誤魔化さないで」

「後でメールする」

「わかった♪」

「あれ、暖?」

「あっ、廉太」

「彼氏?」

「違う」

「誰?」

「同じ部活の廉太」

「あぁ…初めまして」

「ども…」

「廉太、こいつ二ノ宮」

「中学のダチ?」

「そう」

「私行くね?」

「おう」

「夜メールしなさいよ~?」

「わかったよ」