「ねぇ・・・アヤ♪相談乗ってよ!」


「サク・・・いいよ。」


ホントはそんな気分じゃなかった。

もう、脱皮は散々だったから。



「あたし・・・ショウくんが好き。」

「やっぱり・・・?」


「ウン・・・///」




「応援するから。」

「うん。」




あたしは外を眺めた。

グラウンドには、ショウとケイジがいた。


「みて!ショウ君wかっこいい」

「・・・」


「アヤ・・・?」

「ん?何でもないよ」



「なんで、ケイジくんと別れたの?」







「お互いの考え方の違い?」






「・・・アヤとケイジくんの声はね電気科まで聞こえるの。だからね、ケイジ君がすごくハイテンションなのもびっくりだったし、あんなにケイジ君のそばに居れる人ってなかなかいないみたいだし。それに・・・」

「それに?」


「M-1目指してるんでしょう?会話がすっごく面白いしw」

「・・・もうやめちゃったよ・・・。」



「そっか・・・。ねぇ、今度ショウ君さそって遊びに行こうかと思うんだw」

「いいねぇw」


「ショウくんはどんなのが好きなんだろう?」




そんな会話。

サクは時折、ケイジたちがいる方向をみる。

あたしは、これが恋なんだぁと身近な恋の芽生えに新鮮な感覚だった。