家についた。

そして、あまりにも普通に部屋にいく。


「なんで家に来たの?」
「おれね、あの高校の1年の頭なの。」
「なんで、そんな軽くなったの?」
「はぁ?」
「ケイジらしくない。」
「なにそれ?」
「なんか違う。」

「おれらしいってなんだよ」

「ケイジはなんか違うよ。」


「だからなんだよ」

「しらないよ」

「今のおれはこれなんだよ!」

「前の方が好き・・・」




あたしは涙目になった顔をケイジに見せないで、帰った。


「アヤちゃん」
と後ろで声がした。

でも、あたしは振り返れなかった。