そのが何日か上杉さんは学校へ来なかった。


小耳に挟んだ噂によると、上杉さんは学校をやめたらしい。





「アヤ」

「なに」

「おまえ、これからが一番危険だから。」

「なんで?」


「よくみろ!お前以外みんな男。」


「うぎゃあああああ!」



「みーちゃんw」
「ショウ?」

「なー。もう、アヤってよんでいいだろ?ケイジ」
「呼ぶな!」

「なぁ、アヤ」
「だから呼ぶな。」
「いいじゃんw」
「おまえは一生みーちゃんって呼んどけよ!」
「もう、ケイジ独占欲強いんだから~」



そんな二人のコントみたいなことしてるのを見るとふと
肩をたたかれた。


「あの・・・美空アヤさん?」
「あひ?」

「あの。。。好きなんですけど。」

「いやぁ・・・まだ学校来て1週間なんで。」

「それなら、僕のこと知ったら好きになってくれますか?」

「いやぁ・・・そういうわけではない・・・。」



その言葉を聞きおわらないうちに
その男子はいなくなった。

「なんだったの?」
「告白された。」
「で?」
「拒否った?」
「あなたのこと知りませんって言った。」

「だから、彼氏とかいた方がいいっていったんだよ」
「いやぁ。いない方が気品のある女・・・」

「何の話?」

「アヤ防衛作戦。」

「なんだよ!あたし、戦艦とかじゃないの!」
「わかったよ・・・」