「じゅのぉーーー!!!!!!!!」
校門であたしを毎日待ってくれている美玲。
「毎日待ってなくてもいいのにぃ」
「待ってるのが好きなのッ♪さっ、行こ!」
強引に手をひっぱり校舎まで連れてかれる。
こっ・・こけるぅ!!
手ぇ痛いからッ!!!!
私立律伎中学に通う一年。
奏瀬綬音(かなせ じゅのん)
ピッチピチの中学生なのだああああああああああ!!!!!!!
しかもこの学校はただものじゃあないッ!
超お嬢様校の学校。
昼は一流シェフのランチ。
学校には乗馬用の敷地。
そしてこの学校に迷い込んできた転校生のあたし。
あたしの頭の悪さのせいか、この学校にしか入れなく、
無理をしてもらってでも学費を払ってもらっている。