「やめるなよ」と喉まで出掛けたが一雅は結局一言も喋れなかった。

沈黙を破るように大輝が話し出す。

「まぁ、まだ決めたわけじゃないし、早く映画みようぜ」っと気をつかいわざと明るく振る舞った。