「なぁ、かず…」と珍しくいつも明るい大輝が重たい空気で話しかけた。

「どうした?」とトーンをあわしながら僕は聞き返す。

「俺達ってなんで高校いってるんだろ…?よく休むし、授業も寝るし、行く意味ないと思わない?」

的確な質問に少し戸惑い流すように聞いてしまった。