映画を楽しむ事なく、あっという間に時間が過ぎていった。



館内に電気がついた瞬間に一雅はやっと正気に戻った。

「あれっ?終わり?」

一雅が半信半疑に大輝に問い掛けた。

「見てなかったの?
かずが映画中に寝るなんて珍しいっ」っと大輝も少し驚いた様子だった。