あぁ〜〜ヤバい!!

完璧酔っ払った!!

翔のバカ!!あんたさえ乱入しなかったらゆりがこんなに酔う事もなかったのに!!

深夜の一時過ぎ。
今ゆりと梨杏と翔の3人でカラオケボックスで飲んだくれている…。

最悪明日は学校行けないわ。…あっ、もう今日か……。

フレッシュを後にしたゆりは梨杏と近くのドン・キホーテで待ち合わせをしていたのだ。

そこで化粧品やら香水やらを見ようと店内に入って間もなく、携帯が鳴った。

着信、川崎翔。

「もっし〜どした!?」

「おう…今お前どこ?」

「梨杏とドンキだけど〜?」

「俺も行ってイイ?」

「いいよっ〜」


思えばローテンションな口調だったけど、別に気に留めなかった。

その時ゆりは、何も二人でいればイイのになぁ〜とか思ったけど。

そして間もなく翔が店内に入って来た。

「あれ?美嘉は?」

翔が一人で来るとは思わなかった。

「いないけど……」

「何したの?」

と梨杏は楽しそうに聞いてた。

「別に……」

「あぁムカつく!!」

とか翔は不機嫌そうだった。

「ねぇ翔、歌いたくない?」

梨杏がニヤケながら言った。
なんか梨杏の魂胆がわかった。

「ん?…歌いて〜!!」

翔も満更でもないみたい。

「」