…次の日…


「行ってくる」…そう言うとお父さんは家を出た




プルルプルル



静かな部屋に一本の電話がなる



「はい」

「〇〇大学病院です」


「はい?」


「藤原サンのお宅でしょうか?」


「はい」


「今から〇〇大学病院に来て頂けますか?」


いきなりの事にびっくりしたお母さんは

「あの…」


「旦那さんが待っていらっしゃいます」


「えっ?旦那は…なぜ?」


「詳しい話は病院にてお話します」


嫌な予感がした



「解りました」



…「親父がどうかしたのか?」

心配そうに母ちゃんの顔を覗き込む



「今から皆で〇〇大に行きます…」


いきなり部屋は静かになり皆無言のまんま〇〇大学病院に向かった