「あ、 
   白野せんせ-」



   
  真綾は
  先生に手を振った。


  
  確かに
  振り返れば先生の姿。

  
  私の顔
  ゆでだこ状態。




  絶対何か言われるじゃん…っ
  やばい、やばい…。





  「岬は、バレ-か?」


  「はい-っ」




  「葉月は…?」





  へ…っ
   
  普通…だ。
  先生。


  
  
  「け、見学ッ!」


  

  先生の顔を見ずに…
  と言うか見れずに答える私。