しししし..

  しろの!?


  
  「は-い、さよなら-」



  やば、
  先生の声…。

  
 
  とっさに、
  その場を離れ、逃げる私。

  
  も-う..

  心臓
  破裂しそう…。



  
  私は、柱の影に隠れて
  先生を見ていた。


  花に
  水をやりにきたみたい。



  
  こうやって
  先生を見つめてる間にも

 
  “好き”


  が膨らんでいくよぉ…。



  
  しばらくして、
  階段を上り、職員室に帰った先生。