プルルルル...

  “まもなく二番線に――”



  
  聞きなれたアナウンス。
  ホームで、先生を待つ私。



  手紙を今 
  渡すわけではないけれど。




  
  「…あ、先生っ」


  「お-葉月、おはよう」




  プシュ-..


  “扉が閉まります、ご注意ください”