「じゃ-あのこと言おうかな-?」




  なんて、
  先生をおちょくってみる。



 
  「え、
   わ-ったから! 静かにしてて-」



  と、先生は
  職員室に入っていった。



  
  「ね、
   “あのこと”って何??」



  真綾が
  尋ねてくる。




  「さ-
   何だろうね-?」



  
  これだけが…
  先生と私だけの

  秘密 だもん。