* 先生 side



  葉月の顔を覗きこんで、
  見えたのは…



  一筋の涙。

  どこか、
  様子が変だと思ったんだ。



  葉月は、
  学校の最寄駅の一つ前で、
  降りてしまった。



  追いかけることは…
  しようとしたけど、
  俺も学校には行かなきゃいけない。




  葉月の担任に
  言い訳でもしといてやるか…。