「…うっ」



  雨のように
  止まない涙。


  拭っても、
  拭っても、



  止んでくれない。


  私は学校の
  正門の階段に座り込んだ。



  先生なんて、
  好きになっても意味無かったの?

  こんなにも、
  こんなにも

  私
  先生のこと大好きだよ?


  この想いは
  どこに行くの…?



  先生に
  届かないのなら、


  私は…
  この想いは
  


  どこに、
  流れるのですか?



  いっそ、
  このまま



  この涙も全部、




  空に 
  流せてしまえたら…。